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ホント微妙に違うんです

2015.08.10

人の身体や足って左右で微妙に違うのです

 

昨日Sさまがご来店になりました。

病院の奥様なのですが、久しぶりのご来店でした。

数年ほど前に大腿骨骨頭頸部骨折をしてしまい、寝たきりになりそうだったのを、さすがですね

リハビリで乗り越えて、日常生活は自分でこなせるまでになってきたとのことでした (10年ほど前に一度大腿骨骨頭頸部骨折をしていて、今度は別の足をしてしまったのです)。

普段の買い物にも杖やシルバーカーを使いながら出かけ、それが筋力減衰の予防にもなっているようです。

それで歩く距離が多くなってきたら、かかとの減りが気になってきて修理にお持ちになったのです。

で、もう一足欲しいとのことでしたので、数年ぶりと云うこともあって再計測。

前に比べて足長が伸びてきています。それと甲の部分が痩せて細くなってきていました。

もう一つ以前と違った特長が「左右差」が大きくなっていたことです。

 

元々、人の足って左右微妙に違います

そうですねぇ。毎日お客さまのおみ足を計っている経験から云いますと、9割以上の方が左右の大きさが違います。

1~2ミリくらいですと、ご本人さまもあまり感じない範囲ですが、それ以上になるとこちらで微妙な調整をします。

そうすると、「あら、何かしてくれたの? とってもピッタリの感じになって気持ちいいわぁ~」なんてことになります(*^_^*)

昨日も右足に比べて左の方が少し短く細い状態だったので、コルク素材を使って 微妙にパッキング修正をしました。

そうしたところ、驚かれたように「わあ、ピッタリ!!なんて気持ちがいいの!」っておっしゃります。

 

wonderful「ワンダフル」って素晴らしい(*^_^*) 鈴木大拙さんの言葉です

 

まわりにおられたお客さまも、自分のことのように悦んでいます。

数年ぶりだったので、もう一度最初から「靴の履き方・脱ぎ方」をしっかりお話ししてお買い求めいただきました。

当店では、普段当たり前のようにしている微調整に改めて感動(古くからのお客さまで、もう何十年もご贔屓いただいているお客さまにあれほどよろこんでもらう)していただくと、ピンとくるものがありました。

こちらが当然のように思っていることでも、お客さまは知らないことがある

のだって改めて感じたのです。

 

そう、人の足ってほとんど方は左右に違いがあって、ほんの少しなら感じないのですが、それでもその差を埋めて差しあげると、お客さまによってはビックリするくらいよろこばれる、ってことなんですね。

毎日のようにしていると、ホント「当たりマエダのクラッカー(古いか?こんなギャグ知っている人少ないよね)」と思っていたので、新鮮な驚きでした。

それで、こんな風にちょっと微調整をすると、とっても気持ちよくなるよ!ってことをお知らせしようと書いてみました。

Sさま、大事なことに気付かせていただきありがとうございました。

 

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