手間暇をかける
2015.06.19
またまた、映画の話で恐縮です。
昨日書きました「あん」の中での話です。
樹木希林さん演じる徳江さんが小豆を炊くシーンなのですが、赤子の様子を見るように愛おしく、時間をかけ手間をかけていきます。
映画.comより 小豆の声を聴いています
もう一方の主人公永瀬正敏さん演じる千太郎さんが、「ええっ、まだそんなにするんですか?」って云うくらいに、叮嚀にゆったりと整えていくんですね。
本当によいものを作り上げるには、こうした手間と時間がかかるものなんですよね。
この頃の風潮として、「時短」などにも代表されるように、効率とかパフォーマンスが重視される傾向が強くなっています。
それはそれで大事な部分もあるのでしょうが、最後はそういった「人の慈しみとか愛」が大事だなぁって、つくづく思った次第なのです。
横丁の靴やの云うようなセリフでもなく、なにか小恥ずかしい気もしますが、真実だと思います。
私たちも目の前にお出でのお客さまに何が出来るかを常に考えながら、時間をかけて悦んでいただけるお仕事をしたいものです。