世の中、自分たちが知っていることや当たり前のことって解りきっているような感覚があってお伝えしていないことが多いようです。
そこで、改めて「シューフィッター」ってどんなことをしているのかをお伝えできればって書いてみました。
簡単に言ってしまうと、「シューフィッター」は、その人その人の「足」の状態に合わせて最適な「フットウェア(靴)」を見立てるお仕事をしている人です。

足の状態って云うのは、足の形状、スタイル、数値、症状のありなしなど広範な要素を含みます。
そして、その千差万別な「足」に適合して、そのお客さまのご用途に沿った靴をお探しします。
お見立てしてお気に入っていただいたら、次は「フィッティング」です。

人間の足って左右差(90数パーセント以上の方が左右の数字が違います)などがあり、既製靴ではピッタリフィットしないことが当たり前なんです。
そこで、快足楽歩カンパニーおさだウイズ店では、その方々の足の状態に合わせて、細かな「微調整」を施してお履きいただきます。ここが、当店の一番の強みかなって思っています。
ですので、当店のお客さまがお友達にご紹介いただくとき、「おさだウイズ店でつくってもらった」というフレーズがよくあるようです。
靴って作ると(フルオーダーですと50万円以上はかかります)とても高価なのです。
皆さま方が普通に買われている「既製靴」は、いろんな条件を元にこれならって云う標準商品を大量に作るので、価格的にはうんと下がるのですね。
でも、そのように標準的なものでは個々人の足には合いにくいところがでてくるのは当然ですね。
そこのギャップを埋めて快適にお履きいただけるようにすることも「シューフィッター」の仕事なんです。
ただ、これも経験の積み重ねや勉強の継続によって、各人の差になります。
おさだウイズ店には、マスターシューフィッターをはじめバチェラー(上級)シューフィッター、そしてシニア&幼児子ども専門シューフィッターがいます。

愛知県刈谷市で30数年にわたって、お客さま方から信頼をいただいている「快足楽歩カンパニーおさだウイズ店」は全国でも数少ない「足と靴の専門店」なんです。
手前味噌になりますが、置いているフットウェアも他のお店さまとはちょっと違います。
実際にお越しいただいて、ご自分のこれまで履かれてきた靴が全く合っていなくて呆然とされる方も多いのが事実です。
快適なフットウェアを履いて、愉しい人生をお過ごしになりたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
※もっと「シューフィッター」についてお知りになりたい方はFHA(足と靴と健康協議会)まで。
この頃、テレビの取材やオンラインセミナーのゲストとして、「おさだウイズ店」さんの商っているものはなんですか?と云う問いをいただきました。
それで、手前ども三人で「おさだウイズ店の商っているもの」と云う本質を探ってみました。
先ずは、流通業では全然ないし、小売業(単なるモノ売り))とも違うよねとなりました。
そう、おさだウイズ店は単に靴と云うモノを仕入れて売っているわけではないんですね。
表面だけを観るとそのように見えることもありますが、志向していることは違います。

お客さまのお仕事や日々の暮らしの中で、当店でセレクト&調整させていただいた「フットウェア」がお役に立って、「ああ、うれしい」と仕合わせを感じていただく。
また、こころ豊かに愉しんでいただけるお品に出会って悦んでいただける。
そんなことを一番に考えています。
単なる「モノ」ではなく、お客さまの人生に寄り添える「お手伝い」がおさだウイズ店の真の商品かと真剣に考えています。
ちょっと面倒なところもある「変わった靴や」ですが、よかったらドアを開けて入ってみてくださるとうれしいです。
この大型連休中に旅に出かけていました。
やまださん、青木さんには無理を言って行かせてもらいました。
おさぴーが参加しているEMSと云う社会人スクールで一緒のチームになった方々と「しま旅」へ出かけていました。
チームメイトのいる隠岐・海士町です。
スクールが始まったときに同じチームに海士町にいるKさんと同じ空気を吸いたいとチーム名を「しま旅」にして、皆で行こうねとミッションにしたのです。
これで、ミッションコンプリートですね(笑)



その時に、宿で参加したメンバーの方々の足の測定をしたのです。
そうしたところ、「え~っ」って結果になったのです。
4人お測りしたのですが、ほぼ皆さんサイズのとらえ方が間違っていました。
ビックリしたのは、こちらの計測では最低24~24.5㎝の靴になるはずの方が23.0㎝の靴を履かれていたのです。
いつも足にトラブルがあるとのことをお聴きしていて、それで計測ツールを持っていったのです。
サイズやそこから導き出される快適な靴サイズをお示ししたところ、ビックリされていました。
「靴ってピッタリじゃないといけないって聞いていて、それでこのサイズのものをず~~っと履いていたんです。」とのこと。
インソールが取り外せる靴だったので、外してその方の足を乗せてみました。
そうしたところ、ピッタリでつま先にはまったく余裕がありませんでした。
でもその方は、そのようなものが正しいと長年信じていたんですね。
靴って、つま先には必ず「捨て寸」と云って余裕部分がないとダメ!なんです。
ないとおみ足を痛めてしまいます。
彼女にそんなことを言ったのは誰だって突っ込んでみても仕方ないことですが。


このように、間違った知識や思い込みを持たれておられる方々が多いのではないかと思ったのです。
このようなスクールに来られる方々ですので、いろんな情報にも精通していらっしゃる方々です。
それでも、靴の選び方は教わっていなかったのですね。
快足楽歩カンパニーおさだウイズ店では超当たり前のことでも、世間ではご存じない方がもっと多くおいでになられるのではと推察しました。
当店にお越しいただいている方々は普通に快適に履けるのが靴だって思われていますが、世の中では非常に少ないのではないかって思いました。
今回お測りしてサイズの間違いや選び方、履き方などをお伝えしたところ、皆さん「すごい経験をした。とても価値ある時間でした」と言っていただきました。
こちらが当たり前と思っていることでも、多くの方々には全く知らないことがこのようにあることに驚愕するとともに、もっと出来ることお伝えすることがあるんだなって、こちらにとっても大きな学びをいただきました。
また、これからがんばって「正しい靴選びの伝道」を続けていきます。
旅に出かけるといろんなことがあるし、いろんな人たちに出会うのですが、今回は大きな気付きをいただきました。