自分たちのできることって何だろう?
あの気持ち悪い揺れから、いく時間も経ち、今回の大災害の状況が少しずつ明らかになってきました。
自然の猛威に言葉もありません。
本当に胸を引き裂かれるような、苦しい気持ちになります。
当方でも、お客さまで仙台へ出向されている方や、宮城、福島にいるお友達などの状況がまだわかりません。
とても不安です。
すぐに現地に駆け付けたいような衝動にも駆られます。
また、福島原発の爆発事故など、分からないことなどが起きてくると、どうしてもその不安から政府や行政機関、メディアなどへの不信や批判などを持ってしまいがちです。
しかし、このような緊急時こそ、それらを信じなければいけないのだと思います。
普段、というか平時?こそは、きちんとウォッチを続け、間違いはないだろうかと注意を注ぐべきなのに、かまけていながら、こうした緊急時には必要以上に知りたがり、あいまいな情報に動揺し、そして、そこから批判をしがちになってしまいます。
でも、こういう時こそ、政府や行政機関、メディアを信じ
自衛隊や消防隊、警察などに任せるべきかと思うのです。
でなければ、統率も何もない混沌とした状態になってしまい、事態はもっと悪い方へ行ってしまいます。
訓練もされていない、統制も取れていない民間人が現地に入っても足手まといになるだけかもしれないのです。
気持ちは、自分でも何かの役に立ちたい!
援助の一端を担いたいという気持ちは強いのですが、ここは冷静に今の自分に何が出来るのかを考えてみることが大事なのかなと思いました。
そうして考えてみると、被災地から遠く離れている自分たちは、
いつもの「商売」に一生懸命打ち込むことこそが、一番大事なのかなと思ったのです。
当店は靴屋ですので、あの津波でほとんど流されてしまったであろう「靴」や「靴下」などをささやかではありますが送りたいと考えています。
そのための情報収集にも励んでいます。
その時が来たなら、それらの物資と義捐金を送ろうと考えています。
そして、復興は長期にわたりますので、ほんの少しずつでもお役にたてるようコミットしていくには、基盤となる今の状況をしっかり確立しておくことが一番なのかなと考えます。
今自分のできること。
今の商売を一生懸命して、多少の利益を出せるよう頑張って、その中から幾ばくかの支援に回すことが出来るようにしたいと考えています。
これ以降、このブログでの「地震」に関する書き込みもなるべく控えようと思っています。
まことに勝手な独りよがりの考えも知れませんが、横丁の靴やはそのように考え、そうしていこうと思います。