世界遺産タクツァン僧院への道のり
今回の旅最大のポイント、「タクツァン僧院」へのトレッキング
あの切り立った断崖絶壁に建つ僧院までどのようにして行くのでしょうか?
切り立った断崖絶壁に建つ「タクツァン僧院」、世界遺産です
不思議な気持ちでいっぱいです。
でも、ついにこのすばらしい僧院へのトレッキングが始まり、そして、無事行ってくることが出来ました。
歩行時間往復約5.5時間、標高差600メートル、歩行距離9キロメートルほどの行程です。
最高標高点は、3,100メートル。結構、横丁の靴やにはキツイものでした。
途中から酸素が薄い感じになり、息も結構険しかったのです。特に僧院近くの700段ほどの石の階段は、なかなかにしんどかったですね。
この道はまだいい方で、岩やら木の根の絡まった悪路の連続でした
僧院近くの最後の階段の連続は、さすがにきつかった!
横丁の靴やは、高山病予防薬を処方してもらい飲んでいたのでよかったのですが、一部の方はちょっと危ない感じでした。
もし、ここに行かれる方は「予防薬 ダイアモックス」をご用意していって下さいね。
ホントしんどかったですが、僧院を間近に見たときの感激と、実際に入山させていただき、各寺院(七つほどの寺院があるそうです。その内の五つの寺院)を拝観し、お話を聴かせていただき疲れも吹っ飛びました。
やっぱり、実際に行ってみたからこその充実感なのですね。
タクツァン僧院は、今も僧侶が修行している生きた僧院です。
また、欧米からの旅行客の中には一部を借りて、瞑想にふける人も多くいるそうです。時間があれば、そうしたこともすばらしい思い出になると思います。
もし、出かけられる方はそんなことも考えて、行ってみるのもよいと思います。
ついに目の前に「タクツァン僧院」の全貌が現れたときは感激でした!
下山では慎重になり、何人かの年長者にも抜かれましたが、マイペースで無事下山できました。
正直、帰ってきたときにはすごい満足感でしたが、もう一度行く?って云われたら、答えはNO!ですね。
よく行ってこられたって、今でも思っています。
そして、下にたどり着くと、昨日と同じようにケータリングサービスでのランチ。
食事もですが、ほんの少しいただいたビールのメッチャ美味しかったこと。
十二分に満足してホテルに帰り着き、疲れが出たのか、夕食も食べずにバタンキューの横丁の靴やでした。
でも、本当に最高!!でした。
ブータンよいところです。芯からファンになってしまいました。
これで、旅日記としてのご報告は終わりにします。
ただ、あちらで感じてきたこと。
GNHの現実とかこれからのブータンの進む道など、なかなかに言葉にするのは難しいのですが、ボチボチと発酵してきたらそれらについての想いとか考えを書き出していきたいと思っています。
4回にわたっての「ブータン旅日記」お読みいただき、ありがとうございました。