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現在の医療制度の摩訶不思議

2018.08.11

ちょっと長文で私的なことですが、ぜひお読みいただいて、皆さまのご意見いただければうれしいです。

 

おさぴーは以前からカミングアウトしていますが、SAS(睡眠時無呼吸症候群)の患者です。

 

それで、10数年より前からCPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法器)を使用しています。そのお陰で快適に生活できています。ありがたいことです。

お客さまのためにアクティブに活動できるのも、質の高い睡眠のお陰ととても感謝しているのです。

 

 

CPAP機械

これがCPAPの機械(在宅医療機具)です

 

 

けれど、、、、

 

一昨日、二ヶ月に一度の受診に出かけた際、主治医の先生から次のようなお話がありました。

 

「健康保険を管理しているところから連絡がありました。おさださんが、CPAP療法をはじめた際、CPAPを健康保険適用で使うためには、 AHI(Apnea Hypopnea Index=無呼吸低呼吸指数)が20以上の場合だとOKなのですが、その時の記録が18だった とあり、注意警告が病院にありました。」

「それで、このままでは使えなく恐れがあるので、一度PSG(ポリソムノグラフィ=睡眠時無呼吸検査)を受けてください。そして、その検査の時、CPAPを使っているとよい結果(数値がよくて保険適用にならない可能性)がでてしまうので、それまでは使わないでください」と云うメチャクチャなお話がありました。

 

今現在、CPAPを使うことによってQOLの高い暮らしができているのに、検査のために数値を悪く(睡眠時無呼吸症候群の状態を悪く)しましょう、っておかしくないでしょうか??

 

 

CPAPの数値

せっかく睡眠時無呼吸症候群でも健康的な生活をおくれているのに、、、

 

 

病院はこのままでは保険診療請求ができなくなるので、そうするのがベストだとの認識ですが、患者の生活はどうなるのでしょうか?

 

仮に、またAHIが20以上でなければCPAPは使えなくなるのです。そのPSG検査自体もこちらが望んだものでなくても必要とのことで、費用も4万円近くかかります。

どうしても合点がいかないのですが、読まれた皆さまは同感じられますか?

 

 

厚生労働省の医療技術再評価提案書(保険既収載技術用)と云う資料には、「日本睡眠学会」からの申請で

–  –   – –  –  –  –  –  –  –

再評価区分
1.算定要件の見直し(適用基準)
2.点数の見直し(増点)
3.点数の見直し(減点)
4.点数の見直し(別の技術料として評価)
5.保険収載の廃止
6.その他( )

具体的な内容 ①C107-2 算定要件(2)アの部分、無呼吸低呼吸指数(AHI)が「20 以上」を「15以上」に変更

【評価項目】
Ⅲ-①再評価の理由
(根拠、有効性等について必ず記載すること。)
現状では AHI≧20 が CPAP の算定要件であるが、日・英・米の主要ガイドラインでは AHI≧15(中等度以上)が標準的な基準である(循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン(2010)

–  –   – –  –  –  –  –  –  –

とされていて、日本以外ではAHI 15以上でCPAP治療を強くすすめているのです。

 

そんな状況の中、10数年以上も前のデータを掘り出してきて、”イチャモン”をつけてきたと主治医の先生も嘆いていました。

 

実際に目の前の患者がCPAPで楽になっているのに、検査のために症状を悪くしてくださいって、どう考えてもおかしすぎるっておさぴーは思うのですが、変ですかねぇ~

 

 

それからCPAP使っていないので、時々眠くなります。

 

困ったものです。

 

また睡眠時無呼吸症候群がひどくなると、寿命そのものも短くなると云われています。

現に生命保険では、睡眠時無呼吸症候群の患者は保険に入れません。

 

せっかくCPAPを使うことによって健康な生活を維持できているのに、10数年以上前の数値の差で取り外せって、どうも納得がいかないおさぴーです。

どこかに意見をぶつけられるのならすぐしたいのですが、ぶつける先が分かりません。

どなたかご存じでしたらお教えくださいませ。

 

 

※ この記事はおさぴーのプライベートなことでもあり、載せるのは迷ったのですが、こんな現実もあるってことを知っていただきたくて書きました。よって分析はおさぴーにありますので、ご承知おきください。

 

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