地震の際に履くものは
昨日はびっくりしました。
新年早々元旦の大地震。
ここ刈谷でも震度4でかなり揺れましたが、被災地の能登の方では大変なことになっているようです。
少しでも被害の少ないことを祈るばかりです。
さて、地震大国日本ではいつこのような揺れが来るか分かりません。
そんな地震災害の時に、どうすればよいか?
いろいろなヒントや備えるための記事などが出ていますが、地震の時の足もとについてはあまり多く云われていないように感じます。
地震などの災害発生直後は、瓦礫やガラス片が散らばった道を歩く必要がありますが、何も考えずに普段の靴で歩いてしまうと、余計なケガを負いかねません。
実は足が頭部の次に守るべき大事な部分なのです。
地震などの災害発生後は避難のために瓦礫や釘、ガラス片の中を歩く必要がありますが、通常の靴ではソールを貫通して負傷する踏み抜きが起きやすく、たとえ軽いケガだとしても応急処置をすぐにできなければ破傷風になる恐れがあります。
実際に東日本大震災などでも踏み抜きによるケガが多発していると報告されており、足をケガしてしまうと迅速な避難ができません。
安心安全のためには必要でしたら「防災靴」もありますが、なかなかそのようなものを普段用意しておく人は少ないでしょう。
深夜とか寝ているときとか、起きてすぐに履けるかどうか。なかなかにハードルが高いように思います。
それよりも、普段履き慣れたもので容易に履けるものをベッドサイトに用意しておいた方がよいと思うのです。
最初に申し上げておきますが、スリッパはダメですよ。
スリッパの一番の弱点はかかとを覆わないため脱げ易いことです。
避難する際には、散乱した家具などを踏み越える状況もあり得ます。
周囲が不安定な状況で避難するわけで、何が起きるか分らないことを念頭におく必要があるのです。
こうなると靴を準備したいですが、靴にしても靴底やつま先の材質、その他足元の安全に注目することが重要となります。
それと、履き慣れていることも大事なポイントになります。
そこで、今は履いていない靴を捨てずにとっておき、ベッドの下や枕元の近くに常に置くようにしてはいかがかと思います。
そして、そのために取っておくべき靴はどんなものが良いかを考えてみましょう。
1.やはり底材がしっかりしているもの
防災靴までしっかりしていなくても、ガラス片を踏んだだけで怪我をしてしまうような底の薄いものは避けましょう。
2.甲材も布地とかビニール製は避け、革素材にした方が安全性は高まります。
3.出来るだけ、容易に履くことができるもの
おさだウイズ店では、履き心地のよいものとしてしっかり紐で止める靴を推奨していますが、こう云った非常用としては不適格です。
マジック(ベルクロ)やファスナーでさっと履けるもの、もしくは甲にゴムがあってさっと履けるスリッポンタイプがよろしいかと思います。
4.そのようなものの中で、古くなりあまり履かれなくなったものをベッドサイドに置いておく。
そのようなことを一度ご家族で話し合われて、候補を探し出しご用意されるとよいかと思います。
今日は昨日の地震から感じたことをお伝えさせていただきました。
ご参考にでもなれば幸いです。