複雑な気持ち
今年は、2月は28日で終わり。
と云うことは、今月は今日で終わっちゃうんですね。
うーん、この頃月日の過ぎるスピードの速さに面食らっている、横丁の靴やです。
ところで、昨日こんな事がありました。
数日前に、当店でも人気のローリングソール(MBTではない)の靴をお求めいただいたお客さま。
名古屋からお越しいただいた方なんですが、一昨日お電話がありまして、どこか調子がよくないとのこと。
何かあったら必ずお電話くださいと申し上げてあったので、TELいただいたようです。
それはいけないということで、まことに勝手ながら再来店をお願いしました。
昨日の午前中に来られたのですが、あいにくと店内混雑の状態でしばしお待ちいただきました。
せっかく遠くからわざわざ刈谷に来たのに待たされてちょっといらいらされていました。
で、そのお客さまにお詫び申し上げてから、状態をお伺いすると、二つほど苦になるところがあるとのこと。
その一つは、そのお客さま 外反母趾なのですが母趾側ではなく小趾側が当たるということ。もう一つが、両足の母趾以外の4本の指先がどうも圧力が掛かっていて痛いような気がする、ということでした。
ご本人は、どうも靴が小さいのではないかと疑念を持っておられました。
見てみると靴ひもをかなりゆるく縛っておいでです。
もう一度しっかりチェックし、正しいサイズであることを確認してから、足をかかとに合わせてしっかりひもを締めていただきました。
「あれー、小指のところ痛くない!?」と。
そうなんです。甲を止めるひもをゆるく締めていたため足が前に滑って、それでアライメント(軸)が外にずれて、小指側に圧が掛かっていたのですね。
それと、指先の痛み?、これも判明しました。
ローリングソール(簡単に言うと底が丸く反っている)ですので、かかとから小指部の付け根くらいまでローリングしながら歩けば快適なのですが、その方、これまでのウォーキングシューズの感覚で思い切りつま先で蹴るようにしていたのです。
そのため、各指先に過度の圧迫があり、しかも趾で土をつかむように指を使っていたため、お申し出の状態になっていたようです。
歩き方をもう一度おさらいをしていただき、何度も歩いていただいたところ、コツをつかまれてからは、みるみるお顔が明るくなってきました。
「なんて気持ちが良いの!」とまでおっしゃっていただきました。
うーん、私のお伝えの仕方が悪かったのでしょうね。
正しい履き方をすれば合っている靴がいかに履きよいかが判っていただけたようです。
これまで、あちこちで靴をお求めになり、どこか問題があっても諦めてしまわれていたいたようです。
「すみませんが来ていただけますか?」と言われたこともないそうで、こんなものと思われていたようです。
「もうこれから、あなたのところに決めるわ!」と言っていただき、うれしいような複雑な気持ちです。
当たり前のことを当たり前にしただけの話です。
でも、そのように感激していただけるのは靴や冥利に尽きますが、世の中、そんな普通のお店が減ってしまったんでしょうか。
技術というか商品の持っている価値を正しくお伝えしていけば、お客さまにはわかっていただけるし、それが双方の利益につながります。
それが、そういうものをすっ飛ばして、やれ安売りだとか価格ばかりに目がいっている気がしてなりません。
世の中、どこか違う方向を向いているような・・・・
(何か久しぶりに理屈っぽい文章を、しかも長文で書いてしまい申し訳ありません)
今回の日記を読んで、販売員時代を思い出しました。
なかなか自分では説明したつもりでもお客様には
伝わっていないことが多かったなぁ~っと。
今でもそうですが、伝達って非常に難しいですよね。
かなり噛み砕いて説明したつもりでも、他の人は
違う感性の持ち主なので根気よく何回も説明するしか
ないのかなぁ~っと日々思います。
今回の日記を読んで、販売員時代を思い出しました。
なかなか自分では説明したつもりでもお客様には
伝わっていないことが多かったなぁ~っと。
今でもそうですが、伝達って非常に難しいですよね。
かなり噛み砕いて説明したつもりでも、他の人は
違う感性の持ち主なので根気よく何回も説明するしか
ないのかなぁ~っと日々思います。
GANTERさん、こんにちは。
いつもお世話になっています。
コメントありがとうございます。
そうですよね。
違う感性の方に分かっていただくようにお伝えするって、とても難しいことですよね。
でも、それが我々商人のしなければいけないことだし、また生きていく道かなと思っています。
GANTERさん、こんにちは。
いつもお世話になっています。
コメントありがとうございます。
そうですよね。
違う感性の方に分かっていただくようにお伝えするって、とても難しいことですよね。
でも、それが我々商人のしなければいけないことだし、また生きていく道かなと思っています。