こんな時間がうれしいのです

先週出かけた「秋野不矩美術館」

浜松市天竜区の小高い丘にひっそりとたたずんでいます。

外観はまるでスペインの田舎に出かけたような気にさせてくれます。

小さな美術館ですが内部は漆喰の壁と太い黒ずんだ丸太が印象的。

観るものを癒し作品も護ってくれています。

秋野さんがインドやペルシャ地方に惹きつけられて描きためた作品が飾られています。

作品は低めに飾られ床に座り込んでゆっくり観られるようになっています。

ちょっと日本離れしたイメージの数々。

じっと観ていると段々その世界に引き込まれていきます。

聖なる河「ガンガー（ガンジス）」をモチーフにした大作には息を呑みます。

普段あくせくしている身からすると、うらやましい気持ちになります。

ぼ～っとして観ていると、なんか魂が身体から抜け出て彼の地をさまよっている気になってきます。

そう、こんな時間って意識してつくらないとなかなか出会えないですね。

時間があったら、小さな旅でもいいのでどこか知らないところへ出かけてみませんか。