どれが自分にとってよいのかを考えてみる
この前に書きましたように、おさぴー現在「白内障」の手術を受けています。
おさぴーって好奇心の強い人間でして、この白内障のことについてもいろいろと調べたりお聴きしたりしました。
で、「白内障」手術のキモって、実は「眼内レンズの選択」にあることに思い至りました。
それで、結構時間を掛けて結論にたどり着いたので、もしひょっとしてこれから手術を考えている方への何か参考にでもなればと、補足的なことを書いてみました。
白内障手術の場合、濁った水晶体を取り除いて、その代わりに人工のレンズを挿入します。
その、挿入するレンズをどう選ぶかが大事になってくるのです。
眼内レンズには、単焦点と多焦点(遠・中・近のような)があります。
単焦点レンズは、文字通り設計した距離にしっかりピントが合うものです。
一方、多焦点は遠くから近くまで見えると云うものです。
単焦点レンズは保険適応でかなりお値打ちになります。
一方、多焦点レンズは自由診療または選定療養で、単焦点よりは高額になります。
おさぴーはず~っとメガネを掛けていたので、メガネなしの生活にもあこがれもあった訳で
それで、単焦点と多焦点のメリット・デメリットをいろいろ探ったのです。
それを、ざっくり書いてしまうと下記のようになります。
単焦点レンズのメリット
見え方の質が良い
自然な見え方
保険適用で選びやすい
単焦点レンズのデメリット
メガネが必要
多焦点レンズのメリット
近くも遠くも見える
メガネがほとんど不要になる
多焦点レンズのデメリット
ピントが甘かったり、暗いところでは見えにくかったりする場合がある
健康保険が適用されないため費用が高い
もう少し詳しく書きますと、多焦点眼内レンズには、次のようなデメリットがあります。
ハロー(光のにじみ)やグレア(光が眩しく感じる)などの光の見え方への違和感が生じることや見え方の質(コントラスト感度)が低下することです。
まあ、同じ直径(6㎜ほど)のレンズにひとつの焦点を設定するのと、多くの焦点へのアクセスを設定するのでは光学パワーが違ってくるのは当然ですね。
また、眼底疾患(黄斑変性症や糖尿病網膜症)や緑内障などの他の眼の疾患があると適応できない場合がある、それから年齢を重ねてきたときの見え具合も単焦点の方がよいとのこと。
それで、術前の診察時に先生からしっかりお話しを伺って、おさぴーは今のお仕事にも最適な近方用の単焦点レンズを選択しました。
他の焦点が合っていないところは、これまでのようにメガネを使えば多焦点レンズを入れるよりもはるかにくっきりきれいに視えることを一番にしました。
白内障の手術って、人生で一回きりのものですから、いろいろ迷って当然かと思うのですが、要は自分のライフスタイルに合ったものを選択するとよい、と云うことですね。
これって「靴選び」にも共通するところだなって思いました。
靴(フットウェア)でも、なんにでもOKってものはないのです。
やはり、生活のシーン・シーンで履き分けるのが最適ってことです。
眼内レンズと違って、靴は履き替えられますからね。
先の先生とのお話の中で、単焦点でないレンズ(多焦点・プレミアムレンズ)を得意にしているところもあるから、そちらがよかったら紹介しますよと言われて、この先生なら間違いないと思ったものです。
おさだウイズ店もお客さまから、「あなたのところで靴を選んでよかった」と言われるようにこれからも精進していきたいものです。
※ 眼科医など専門の方やすでに白内障手術をされた方には言葉足らずのところもあるかもしれませんが、これから手術を考えられている方の参考にでもなればうれしいです。
また、決して多焦点レンズがよくないと言っているわけではないので誤解のないようにお願いいたします。