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勘違いされていること

2018.10.30

お客さまとの対応で、「ん?」って思うことがあります。

 

高い靴だから、耐久性が高いわけではありません。

 

もちろん、しっかりメンテナンスをして、数足をローテーションして大事に履いてもらえば、かなり長くご愛用いただけます。それは間違いないことです。

でも、履きよい靴だからといって、毎日お仕事で履いたり連日そればかり履き続けたら、普通に履くより悪くなってしまうスピードは速いです。それこそ、”高く”ついてしまいます。

それと、電化製品や車でも10年も経てば、新技術や改良によって、同じようなカタチでもまったく別物になっています。靴も同じなんですよ。

 

 

靴だと何度も修理をしてへたり気味になっているものを、まだ「修理をして履き心地を戻せますか?」のようなお問い合わせをいただくことがあります。

 

 

もう捨てましょう

こうなってしまってはNGです。もう履き替えてください!

 

でも、それって無理!!なんですよね。

 

伸びてしまったアッパーの革素材や内素材のライナーを替えたりすることは無理ですし、もし可能としても、それこそ新たに購入するよりはるかに高くなってしまいます。

交換できるインソール(フットベッド)は替えると、たしかに履き心地がよくなりますが、総合的な「履き心地」の改善にはつながりません。

 

 

踵を踏んだらオワリですよ

また、このように靴の命のカカト部分を踏んでしまってもダメですよ

 

 

見た目的に「へたってきたなぁ」て思われたら、ぜひ新しい靴をお求めになることをおすすめします。履き心地もグンと良くなりますし、第一気持ちも新たに愉しくなりますよ。

 

高い靴をなん足も売りつけようとしているって誤解される方もお見えかもしれませんが、靴屋の正直な想いを書いてみました。

モノには「寿命」があるってことを考えていただけるといいかなぁって思います。

 

 

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