これから先のお買い物ってどうなるんだろう
高級ブティックやお洒落なカフェが建ち並んでいる東京の代官山。
東京・代官山ってお洒落な街並みが素敵ですね
結構憧れの地になっている、そんな街並みのなかにこれまでにないようなストアが誕生したとのこと。
店頭には在庫商品はなく、お客はそこにあるサンプルの商品を見て、スマホからネットを通じて購入する仕組みなんですって。
名前は忘れてしまったのですが、アメリカのアパレルのお店で急進している会社のことを思い出しました。
ショールームと倉庫と物流の新しいカタチの未来形なのかも知れません。
先ほどの代官山の雑貨店では、「鹿革の靴」なども扱っているそうです。
四国のある島でイノシシが増えたり、北海道ではエゾ鹿が繁殖しすぎて困っていて、そこからイノシシや鹿革の革製品が出てきていることは知っていました。
おさぴーも一時興味を持って取り扱いを考えたこともあったのですが、一方は地方の小さな生産者で数が出来ない、もう一方は数が大きすぎて靴なのにワンサイズで10足以上のロットを言われたりして諦めたのですが。。。。。
話が逸れてしまいました。戻します。
例えば、そんな鹿革の靴なのですが、ショールームと云うか展示されているものを見て、フィッティングもなしにネットで購入して大丈夫なんですか????ってことです。
フットウェア(靴)ってとても難しい商品のひとつだと思います。
おさだウイズ店では日々しっかり計測してフィッティングをし、左右差などの細かな微調整を施しています。
場合によっては障害があれば、オートペディー的な調整も必要になってきます。
バッグや雑貨などでしたら別に問題はないでしょうが、身につける「ウェア」はそのような売り方は難しいと思うのです。
まあ、この頃はネットで靴を買われて、それでイイって思われておられる方々もお出でのようですから、特に口をはさむことではないのかも知れませんが、大きな違和感を感じてしまいます。
この近年、ありがたいことに新しいお客さまが急速に増え、毎日「靴難民」の多さにびっくりしています。
しっかり向き合って靴選びのお手伝いをして、笑顔で帰られるお客さま方を間近にしていると、「知らない」ってことはいかに問題なのかって考えてしまいます。まあ、「履き心地」ってなかなか上手に伝えられないので、無理もないかなぁと。。。
その人の足に合った、気持ちよい靴選びって、手技によるアタッチがなければ絶対に出来ないことって思うのです。
代官山のお洒落な雑貨店で、スマホをかざして品選びをすることはこれからの「ブーム」になるのかも知れませんが、それで本当に快適で愉しく仕合わせになれるのかって思うと首をかしげたくなるおさぴーです。