ヒトの足に想いをはせる
2017.09.07
一昨日・昨日と東京へ行っていました。
初日は、バチェラーシューフィッター以上の限定セミナーで、筑波大学・足立先生(理学博士)のお話でした。
「人類学から見るヒトの進化と足のかたち」というテーマのもので、目からうろこのお話をうかがうことが出来ました。
特別セミナー会場の様子、なつかしい方々のお姿が
日々のシューフィッティングでどうのこうのというお話ではありませんが、知っておくことは足への畏敬にもつながり、大切なことです。いやぁ、とっても勉強になりました。
その後、予定にはなかった懇親会を開いていただき、足立先生を囲んでいろんな話に花が咲きました。
FHA(足と靴健康協議会) 会長でもあられるダイナス製靴の印南さんと、アフリカタンザニアへ「人類最古の足跡」を見に行ったことなどでも盛り上がりました。
およそ10年くらい前のことですが、その時の光景は今でもまぶたに焼き付いています。
それが、こうして靴や家業を続けさせていただいている原点かも知れません。
アフリカタンザニア、オルドバイ渓谷。ここで「人類最古の足跡」が発見されたのです
レプリカなんですが、これが見たくってはるばるアフリカまで飛びました!
おそらく、こんなイメージで歩いていたのだろうとの解説がありました
また、おさぴーがシューフィッターの基礎知識を学ぶときに大変お世話になったインストラクターの先生方も幾人か来ておられ、久しぶりにお目にかかることが出来ました。
全国で11名だけのマスターシューフィッター も、おさぴーも含め4人が揃い、やはりと云うかすぐ足や靴の話になり、面白い光景でした。
このような機会はあまり多くなく、それだけに出席させていただくことで初心に返ることも出来、非常に有意義でありがたいものでした。
亡くなられたマスターコースの主任教官であられた、東京芸大大学院の中尾先生が言われた「人の足はとても深くて難解なもの。ちょっとやそっとで解るものではない」とのお言葉を再度胸に刻み、これからのシューフィッティングに正面から取り組んでいきたいものと決意を新たにしました。
また、当店の若い青木さんや南沢さんにも、その先生の想いを伝えていくことも大事な責務って思ったものです。