冷や汗
昨日、古くからのお得意さまにお越しいただきました。
このところ、ちょっとご無沙汰で、「どうしていらっしゃるのかなぁ??」と思っていた矢先でした。
とてもお元気そうなので安心したのですが、ご本人いわく「昨年大病しちゃってね」と。
「でも、もう完全に大丈夫!とお医者さんから太鼓判押してもらったから、OK!なのよ」とのこと。
いつものお客さまがお越しになられない時は、小売店ってなんだか心配になります。
こうしてお越しいただいて、お元気なお顔を見られると、とってもうれしい!ものなんです。
ごゆっくりとされて、いろんなお話をお聴きしました。
そんな中で、当店について、「このお店と知り合えて、ありがたかった」なんて言われてしまいました。
恐縮!!です。
当店にお越しになられる前までは、なかなか合う靴がなくって、東京・銀座の靴屋さんを片っ端から訪れてみたけれど、思うようなものに巡り合えなかった、とのことでした。
その折の各店さんの応対なども鮮明に覚えておられ、「あのお店は本気で対応してくれて探してくれた」とか、「あのお店は『そういうのはないですね』で終わり、感じよくなかった」とか。。。
お聴きしていて、冷や汗ものでした。
ウチの店はどうなんだろうか????
多くのお越しになられているお客さまに
きちんと「寄り添った」応対が出来ているか?
胸に手を当ててみると、決して大丈夫!ではないんですね。
もっともっと親切にして差し上げなければ場面で、忙しさにかまけて、きちんと出来ていなかった、なんていうシーンをいくつも思い出して肝が冷える感じでした。
お客さまの側に寄り添ってといつも言ってはいますが、それはホント大変なことで、
出来ていないことの方が多いんだろうと、反省しきりでした。
そのお客さまは、修理をお持ちになられたのですが、お気にいりのサンダルを見つけられて満面の笑み。
「これで、この夏も颯爽と行けるわね」と言っていただきました。
こんなお店ですが、お気にいっていただき、訪ねてきてくださり、いっぱい買っていただいているのに、また新しいものをお求めいただいて、よろこんでいただけると、ホントとっても幸せな心もちになります。
商売の愉しさって、ソコなんでしょうね。
昨日もまたお客さまから大きな気付きをいただきました。
ありがとうございました。