備忘録 「これからの商い」
2012.11.11
小売業って読んで文字のごとく、小さく(細かく)売っていくことだと思います。
お客さまお一人お一人に寄り添って、その方の日々の暮らしの中で、小さな幸せを感じていただける「なにか」を提供し、その代価としておひねり(紙幣や硬貨)をいただく。
そんなものじゃないかと思います。
たくさん仕入れて仕入れ原価を低減し、他店よりも安く売って、量を稼いで利益を出す。
それも商売の一つの形態ではあると思いますが、それはモノがなかった頃の「生産と分配」の経済の手法じゃなかったのかなぁ、なんて思います。
時代と共に、生産技術や物流も進化し、お客さまの感じ方も違ってきているように思います。
モノの豊かさはそろそろ卒業し、暮らしの中でキラッと光る、
自分だけの愛でていると使っているとうれしくなる、たのしくなる
そんな、心の豊かさを感じられる「なにか」を、お客さま方にていねいにお伝えしていく。
それがこれからの「商い」の在り方、なんだろうかって思っています。
そんなことをこの頃強く感じるようになってきました。
そんな道をこれからも少しずつ進んでいけたらな、って思います。
雨の日曜日。
お客さまの途切れた時間に、ふと書いて残しておきたいと、アップしてみました。