微妙な調整ですが、、、大事なんです。
快足楽歩カンパニーおさだウイズ店には、3~5ミリの密度のつまった良質コルクがしっかり置かれています。
3~5ミリのコルク材が数十枚保管されています
何をするためのものでしょうか?
それはお客さまの足に合わせて、細かな調整を靴の中に施すためなんです。
人の足を計測し続けていると分かることなのですが、人の足って左右まったく同じって方はとっても少ないのです。
当店でのデータで云いますと、レングス(足長)やガース(甲の周り寸法)などが左右変わらないって方は、100人の内2~3人くらいでしょうか。
と云うことは、その他の90数人には多かれ少なかれ「左右差」があるのです。
その足を左右均等につくられた靴に入れるとなると、どうなるでしょうか。
こんなものだって分かろうともしない人にはそんなに差はないようですが、一旦「快適な履き心地」を知ってしまうと、その差は気になるものです。
おさだウイズ店としては左右差をほとんど感じさせない状態でお渡ししたいと思っています。
ですので、おさだウイズ店で考える「靴」は必ずフットベッド(取り外しの効くインソール)のものでないといけないのです。
フィッティングチェックして、「あっ、これは調整して差し上げた方がいいな」という場合は、必ず少しお待ちいただいて、コルクを使って左右差を感じないようにしています。
それは、お客さまの足の状態、靴の内容積やつくりを見ながら、一足ずつカタチを決め(ですから、左右同じでない場合も多いのです)、グラインダーで慎重に削り指で微妙な厚みを測りながら整えます。そして、それを入れてみて再度フィッティングします。
それで、OKならコルクやフットベッドをきちんと留めて(接着して)、お渡しします。
まだ微妙に違和感がある場合には、再度先の工程をやり直します。
そうしてお渡ししているので、お客さまがお友達にご紹介されるときに「この靴は、おさださんで ”作ってもらったのよ”って言われるようなんですね。
その、ほんのちょっとの「微調整」がその後の履き心地に大きく関わってくることを、おさだウイズ店の全員が知っていますので、当然のようにコルクの使用量は増えるわけです。
先ほどのコルクだけでも、10万円以上します。
でも、心配しないで下さいね。
当おさだウイズ店でお求めになられた靴は、ゆるくなったりしても、いつでも同じように再度微調整させていただきます。しかも、ほとんど無料です。
おさだウイズ店では、「履き心地が商品」と思っています。
ですから、そのための調整は何度でもするのです。
安心してお履きくださいね。