水木しげるさんの哲学と世界観を堪能してきました
連日の猛暑が続きますが、いかがお過ごしですか。
おさぴー、岡崎の「岡崎市美術博物館」に行ってきました。
水木しげるさんの「魂の漫画展」を観たくて出かけたのです。
水木しげる漫画展、岡崎市美術博物館にて9月26日(日)まで開催中
水木しげるさんと言えば、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者として有名ですが、その他にもいろんな人物の伝記的な作品も多くあります。
いろんな人生経験をされての「水木ワールド」。
その過程や世界観などを感じてみたかったのです。
細かなところまで精緻に描き込んだ背景画に独特でシンプルなキャラクター。
これが水木作品をとても魅力あるものにしています。
その辺りを生まれた頃からのエピソードや資料を基に構成されて、顕していたものはやはり唸るものがありました。
おさぴーが感じるものがありメモしてきたものをちょっと書いてみますね。
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「アイディアからストーリー作りへ」
生前、水木は「筋を考えるのが漫画家の生命線です。
売れなかった時代でも、原稿料の大半は漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本とか、妖怪の作画のための資料とかを買い込むのに使っていました。
「妖怪をリアルに再現するためには、表情、動作、背景などを入念に描き込まないといけない。
資料を探し文献を読み、想像力をはたらかせる必要もあって、総合力で作画に取り組まないといけない」
と語り、自身の創作の秘訣が日々のたゆまない観察と研究の積み重ねにあることを訴えていた。
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素晴らしいですね。
恵まれた才能だけでなく、常に高みを目指して精進しようとしている、「漫画家」いや人としての「在り方」に魅了されてしまいます。
招集から南方での苛烈な戦争体験のことや、漫画家としてデビューしても売れずに極貧生活をしていても尚、先のような前を向いて生きる(生きた)水木しげるさんに感動し、その世界観を垣間見させていただきました。
おさぴーは、なにをどうできるのだろうと、改めてこれからのことを考えるきっかけになりました。
こんな本とか
日めくりまで買ってしまいました(笑)
「水木しげる 魂の漫画展」
9月26日(日)まで、岡崎市美術博物館で開催されています。
ぜひお薦めしたい美術展だと思います。