【当たり前のことですが】
先日、久しぶりにおさぴーが所属している「人生と商いの勉強会」の大会に参加してきました。
ワクワク系マーケティング実践会が行う「社長のアカデミー賞」というものです。
参加企業約1600社の中から、その年に多くの会員さんの学びになったエントリーをした方を表彰して皆でねぎらい合おうと云うものです。
おさぴーも数年前に、この賞をいただき「グランプリホルダー」となっています。
皆さん、それぞれに素晴らしい成果を上げられた方々ばかりで、大いなる刺激とパワーをいただいて帰ってきました。
で、この表彰式に先立ち、このグランプリや各賞を受賞する方々を事前にノミネートし、その経緯や理由などをパンフレットに記載して参加者に配られます。
会場ではじっくり読む間もなかったパンフレット、持ち帰って読んでいるだけでもとても学びになります。
少し長文ですが、ご紹介します。
それは彼の仕事が誠意にあふれ、技術的にも優れた丁寧なものであること。商売の根幹は本来そこにあります。
しかし今の時代、それがどこかおかしくなっています。宝木さんとしてはおそらく、ご自身の信念に基づいて当たり前のことを当たり前におやりになっているのでしょう。しかし、石材業に限らず、そう云う事業者が減っているであろう現状です。
商売の本質がどこかゆがんでしまい、効率化やコストダウンが優先される。それは良い仕事から正当な収益を生む方法を知らないからかもしれません。良い仕事をしてもお客さんを取られる。やすくしないとお客さんが来ない。そうなると誰もが価格を下げ、その分コストを削減して収益を確保する。
安い材料を使い、4人でやっていた仕事を2人で回し、雑な仕上げでよしとする。そういうことが連鎖していくのは憂うべき状況です。
まさに、手前どもおさだウイズ店も心していることですが、目の前のお客さまに全身全霊でご対応することは、商いの一丁目一番地です。
小阪先生の紹介記事にあったように、世のなか効率や数字ばかりを見ていて、なにか違うよねと云う感覚は持っていました。
自分で考えてみればすぐに分かりますが、数字としてみられているよりひとりの客として大事にされる方がどれだけうれしいか。
当たり前のことを当たり前にしようと思っても難しい時代になってきたのかもしれませんが、私たちはその当たり前を大事にしていきたいものと改めて思ったものです。
確かに多くのお客さまにお越しいただければありがたいですが、それでもこのような環境下でもお越しくださるお客さまに精一杯のことをしてよろこんでいただきたいものです。