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日々の積み重ねが深く遠くへ行くコツなり

2010.04.28

先ほど、なじみの理容店さんに散髪に行ってきました。

気温も上がってきて、伸び始めた髪がやたらと気になってきたからです。

そして、その店のマスター(店主さん)に、いつものように調髪していてもらうと、心地よい睡りの世界に誘われるんですね。

普段だと、そのまま寝入ってしまうのですが、今日はちょっと違いました。

なぜ、心地よくなって眠くなるのだろうか?って考えました。

(*^_^*) わかりました!! (*^_^*)

リズミカルに、髪を、しかも同じところを何度もていねいにカットしていくんですね。

これなんです。

これで、身体が癒されるような感覚になり、睡りを誘われるのだと思いました。

 

そこで、マスターに訊いてみました。

「これって、同じところを何度もていねいに切ってるよね、どうして?」って。

マスター曰く、「だって、一遍にざっくり切ってしまえば効率的にはいい(速い)んだけれど、”段”になるよね」と。

そう!

髪を切る、ということは出来るのだけれど、仕上がり具合などを考え、ていねいに均すようにして切っていかなければ近くで見たときの「見た目」がまったく違ってくるそうです。

低料金で速さが売りのお店は、ここをざっくりやっちゃっているのだそうです。

「刈る」ということだけで云えば、一遍に切ってしまった方がどれだけ効率的か。

でも、そうではなく、ていねいに舐めるように同じところをカットし続けていく「技」、これこそが、私が、そして多くの人たちが通う理由なのかと思いました。

 

そして、マスターと話していて、「理容学校で2年学べば、免許はくれるけれど、まあまあになるのに5年、一人前と言えるには10年はかかる」との話。

「日々が修行で、量稽古」とも言っておられました。

 

そうなんですね、毎日の積み重ね。これだけが、深く遠くに行ける”近道”なんですね。

気持ちよくさせていただき、その上にとってもいい話を聞かせてもらって愉しいひとときでした。

 

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