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街のでんきやさん

2021.08.28

この頃、街の「でんきや」さんが減っています。

 

今更何をって話ですが、結構切実なものがあります。

 

実は、当店スタッフの青木のお在所(嫁ぎ先)は、パナソニックのお店(地域の専門店)です。

 

 

パナソニックの店

 

 

今どきは電気製品を購入するとき、家電量販店もしくはそこで見てネットで注文する人も多いと思います。

 

 

ネットで検索すると「パナソニックの店 高い」などと出てきます。

 

そりゃそうでしょ。

仕組というか経営の構造が違います。

 

大量に単に「モノ」を流すだけのところなら価格で勝負みたいなことも出来るでしょうが、売ったあともきちんと責任を持って修理をしたり、電球一個の交換も気軽に引き受けるなんて出来ないことでしょう。

 

それをゴッチャにしている「消費者」の方々が増えているわけです。

 

安いには安いなりの理由があるし、そこまで価格を下げられないのにはそれなりの理由があるのです。

 

 

「価格」と「価値」って違いますよね。

 

先の例で云えば、エアコンというモノ(機械)が欲しいのか、気持ちのよい室内空間を長く愉しみたいのか。それによって、お値段という「価格」は違ってきます。

 

後々のメンテナンスのことやお困りごとの相談、使い方の伝授まで考えれば、単に価格だけで購入すれば安いですが、トータルコストを考えれば、どちらに価値があるのか分からないと思います。

 

 

幸い、青木のお在所の電気屋さんは大きな商売はしていませんが、街の人たちから慕われて堅実な商いを続けています。

 

ご近所の電気の「困った」を引き受けて、なくてはならない存在になっています。

 

 

役場や学校などからも、「電球が切れちゃったから交換して」とか、「ほら、あそこの部屋のテレビがダメになった」と云われれば、すぐに出かけてそこにピッタリのものを提案し設置しています。

 

間取りや家族構成などが分かっているからこそ出来る業ですよね。

 

 

高村電器店

 

おさぴーのお友達にも、熊本(小国町)で地域から慕われて活躍してる電器屋さんもありますが、一緒なんですね。

 

そう云うところに、他店やネットで買ったエアコンの設置や使い方を教えてくれとかのオファーもあるそうです。

ひどいのになるとエアコンだけ届けて置いていって、「設置はご自分で頼んでくださいね」なんて信じられないお店の話もあったりするそうです。工事をしなければ、エアコンって使えないのに。

 

なにに「価値」を置くか?

 

生活者の方もきちんと考えていかないと、ご自分の生活は愉しいものにはならないだろうし、もっと言えば貧民国日本の再生産に繋がってしまっていることに気付いて欲しいなって思いました。

 

 

おさだウイズ店でも、そのような例はよくあります。

 

おさだウイズ店店内

 

 

 

まったく知らない方が電話で細々とした足と靴のご相談をしてこられます。

 

でも、靴のことって履かれる足や顔が見えないと、お答えは出来ないのですね。

どこがどのように気になるのか、細かいことはお電話では無理なんです。

 

そのために、おさだウイズ店ではお時間を取ってご相談に応じています。

 

専門的なことは、きちんと対面の上ご相談しないと、何も出来ないんです。

 

困っておられるお客さまには、こちらも一生懸命なんとか出来ればって思っているのです。

 

ですから、お困りごとやご相談のある方は、ご予約の上、お越しくださることをお願いしています。

 

 

当店も青木電気さんや高村電器さんのようになっていくんだろうかな、なんて思うこの頃です。

 

街のでんきやさんに嫁いだ電器素人奥さんのささやき

まちの電器屋に嫁いで1年の素人が感じたこと。まちのでんき屋さんに入るのにちょっと戸惑っている人へ。

 

 

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