5日間の津軽旅を終えて帰ってきました
世間的には、コロナと大雨でバタついていて、「アホか?!」とひんしゅくを買いそうな時期でしたが、アホのおさぴーは予定通りに出発してしまいました。
行きの便は条件付きだったり大幅遅延のため、フライトを変更して、無事青森空港へ。
そこからは、驚いたことに雨に降られず、おかげさまで5日間を愉しむことができました。
今回は、
・白神山地のブナ林を歩いてみたい
・黄金崎の不老不死温泉に浸かってみたい
木の精が醸し出す空気感、至福の時間でした
やっと行けました「不老不死温泉」、残念ながら日本海に沈む夕陽は観られず(その時間は宿泊者専用)
をメインテーマに、「やりたいことリスト」の中から東北(特に青森・津軽)を廻ってみたかったのです。
鶴の舞橋(長い木で造られていて、渡ると長生きできるそうですよ)
この歳になってくると、行ってみたいところが気になってきます。
まだそんなすぐにくたばるつもりではないですが、先は誰にもわかりません。
50すぎた頃から、そのような考え方が強くなってきました。
ですから、ほかの方の批判はほぼ聴かないようになってきました。
やっと食べられた鰺ヶ沢名物の「ヒラメのヅケ丼」、やっぱり美味しかったぁ!!
先ずは、ひとさまにご迷惑をかけないようにしっかり準備をして、準備ができたら即行動です。
酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂は風情がありました
止まっていると、逆におかしくなりそうで。
そんな感覚です。
そうそう、旅の途中で大阪から車で来られたご夫婦にお目にかかりました。
年の頃は、おさぴーより数歳上の感じの方々です。
ドクターをされていて、ご子息様たちがしっかりしているので、大丈夫と。
奥さま曰わく、「それよりうちの旦那さんはおさぴーさんと同じこと言っていて、『俺は回遊魚だ。止まったら死んでしまう』を常々口にされている」とのことでした。
それを聴いて、すっかり同意と安心感を得た気分でした(笑)
たっぴの母さんからもいろいろ学ばせていただきました、ありがとうございました。
それはともかく、いろんなことがあっていろいろ考えることも多い時間でした。
どんなことを想ったの??って聴かれそうですから、書いておきますね。
備忘録代わりでもあります。
6月から参加させていただいているオンラインスクールの先生に大久保寛司さんがいます。
その大久保寛司さん、ごく普通のことを言っておられるようなのですが、実に深いのです。
おそらく長い経験のなかから滲み出てきたようなフレーズ。すべて、これから生きていくための「指針」のように感じました。
その寛司さんが言っておられた中で、すぐに取り入れて続けていること。
考えて考えることが大事だが、ただ考えるのではなく、考えたことを必ず紙に書いていく。
これ、すごいことです。
考えているようで、同じところを空回りしていることって多いです。
ですから、それを学んでからは常にノートを近くに置いています。そして、感じたことや気付いたことを何でも書き留めるようにしました。
これだけでも、これまで考えていても前に進まなかったことも整理されてきて、それなら「どのようにしていけばよいのか」の問が立てやすくなり、前に進む一歩になります。
今回、津軽で感じたこともいろいろ書き留めてきています。
どのような視点で観るか、それをどのように感じ取って自分ならどうする。
ってところです。
一例を言いますと、今回泊まったホテル。
一休でもお勧めの「リゾートホテル」とあったし、写真などで見ても感じのよさそうなところだったので、連泊でとりました。
確かにロケーションはいいしお部屋はゆったりしていて、コーナー部屋で大きなベッド。
温泉も掛け流しでいつでも入れる。
まあ、あまり文句は出そうにないのですが、ただ食事が。。。。。
ただ、食事と言っても4連泊ですから、毎回「おおっ、これは何ですか?」とか「この料理、美味しいですね。どうやってつくっているのですか?」って愉しみたいじゃないですか?
ところが、残念なことに全部バイキング、それもほぼ毎回同じ。
そう、リゾートホテルって云っても、「団体さん専用」のホテルだったんですね。
金返せって言いたくなりましたが、そこは大人の対応(^^;)
そんなところを写真や記事だけで予約して、しかも行きの飛行機遅れで延泊にしたのですから、自分の不明に情けなくなりました。
先々月、先月と泊まった赤倉観光ホテルとは大違いです。
食事もですが、お客さま目線の違いの方が大きく気になりました。
最初にホテルに着いたときから違和感が。
赤観ならエントランスの車止めに必ず人が立っていて、いろんなねぎらいやおもてなしの言葉があって、車を移動してくれます。
ところが今回は、誰もいないし、荷物はどうするのかなあって見渡しても???
仕方がないのでエントランスを入ると台車がおいてありました。
これで、すべて自分で運んでチェックイン、なんですね。
書き出すと、いろいろありますが、
要するにホスピタリティーを供するホテルではなく、「宿泊業」の施設(ハコ)だった訳ですね。
それが、最初に到着してノートに書いたことです。
いえ、ホテルを責めているのではないのです。
どうして、こんな業態になったのか?
これでホテルマンとして、「お仕事」をしているのか?
料金だって安くはないし、どういう経営のしくみになっているのかなぁ?
などなど、次々に疑問が湧いてきますし、ここからが大事なのですが、
自店に置き換えて観てみたらどうだろうかと考えるわけです。
ただ、考えるだけでなく、チェックリストをつくってみると、、、、、
メッチャ勉強になりました。
おそらく、神さまはおさぴーに学ばせるために、ここへ泊めさせたんだってガッテンしました。
なるほどなぁ。
そうすると、今度は「どうすれば、お客さまは気持ちよく感じ、笑顔になっていただけるか」を考えるようになります。
逆に、今回伺ったところで、めっちゃ学びになったところも多多あります。
特に、岩木山神社の神主さん、青森美術館の女性スタッフの皆さんから、素晴らしい対応の学びをいただきました。
ある方に勧められて詣でた「岩木山神社」 とても丁寧なご祈祷をしていただきました
いろんな本を購入してきました、すてきな出愛でした
まさか青森にシャガールの大作が飾られているなんて! 素敵すぎます
普通にされているのでしょうが、とても素晴らしく、気分がメッチャ上がります。
また機会があれば、書いてみたいこといろいろありますが、
やっぱり出かけて人に逢って経験する。
これが素晴らしいことだって、改めて実感しました。
立命館アジア太平洋大学学長の出口治朗さんが言っておられるように
1.すばらしい人に出会う
2.素晴らしい旅をする
3.素晴らしい本に出会う
これ、大切ですね。
またまた、旅に出たくなったし、いろんな方々にお逢いしたいって思います。
またどかへ出かける伏線かな(笑)
それにしても、密度の濃い5日間でした。こんなことができるのもありがたいし、うれしいし、仕合わせです。
お読みいただき、ありがとうございました。