名画と金塊
今日はお休みですが、いろいろ多用な一日でありました。
そうそう、インフルエンザの予防接種もしてきました(*^_^*)
そんな中、午後に3時間ほど時間が取れたので、映画観てきました。
今年25本目の映画は、邦題「ミケランジェロ・プロジェクト」
第2次世界大戦末期、戦火の激しさが日に日に増していくヨーロッパ戦線において、ナチス・ドイツの敗色が濃くなる中、ナチスに強奪された美術品の数々を奪還すべく立ち上がった者たちの、実話に基づくストーリーです。
映画 The Monuments Men
ヒトラーの強欲さとそれに呼応したナチスSSがヨーロッパ各地で略奪した名画や彫刻などがこの世界から消えてしまうのを防いだ男たちの物語。
なのですが、映画の冒頭でルーズベルト大統領が一応命令は出すものの、ほとんど支援はなくわずかな人数での決死の作戦となったのですね。
なのに、途中で大量の金塊が見つかったときには大ニュースになっているところが描かれていました。
製作・監督・脚本・主演の四役をこなすジョージ・クルーニーのセリフに「いったん消えてしまった文化や伝統、と云うものはもう決して戻らない(のような趣旨)」 がありました。
現代ですと、中東でのISなどによる遺跡の破壊など、後世になってみれば、その損失は計り知れないものがあります。
映画を観ていて、名画や彫刻が少なからず助かったことに安堵すると共に、現在の破壊活動を何とかできないものかと歯噛みしていました。
ホント悔しいですね。
何とかならないのでしょうかね。
石油や金、そう云った類いのものには必死で対応するのに、いやもっと言えば、それらのために戦いが始まるのに芸術とか思想などは、片隅に追いやられてしまう。
そんなはかなさ、不条理のようなものを感じた映画でした。
題は、邦訳より原題:The Monuments Men の方がよほど
しっくりくるのにってことも思いました(^_^;)