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合わない靴で重篤な状態になることもあります

2016.07.06

糖尿病患者さんは、靴選びにも十分注意してください

 

決して脅すわけではありませんが、いい加減に考えているとこんなことになってしまうかもしれません。

 

「足病の教科書」より今日取り上げたのは、真ん中の「足病の教科書」からです

 

今月に入って橫丁の靴やが読んでいる本。

この中の「『足病』の教科書」と云う本に載っていた写真です。

 

壊疽の進行

あっという間に進行した、足の壊死。本当に怖いですね。

 

ご存じの方々も多いと思うのですが、今や日本の国民病とも言われている糖尿病。

橫丁の靴やも危機から脱した今でも十二分に注意しているのですが、「糖尿病」の合併症 がひどくなると、あのようになってしまうことを知っています。

なんと初診から41日目でこのような悲惨な状況になってしまったそうです。

 

橫丁の靴やが以前に、糖尿病学会でマスターシューフィッターとして靴のお話をさせていただいたときにも、同様の写真を何枚も見せていただきました。正直、見ていて青ざめてしまいました。怖かったです。

お招きいただいた専門外来のドクターに、「なぜ、あそこまでなってしまう前に来院されないのでしょうか」ってお聴きしたときに、「直ぐに来るように言っていても来られなかったり、いろいろ。まさか、こんなになるなんて、本人は思いもしていなかったでしょうね」と言われました。

 

もう一度言います。

決して脅すつもりはありませんが、「足病」を甘く見ていると、ホント怖い目に遭うことになります。

橫丁の靴やは一介の靴やですが、こうしたことも知って、日々の靴選びのお手伝いにも充分な注意を払うようにしています。

あのような重篤な患者さまは、もちろん完全に守備範囲外なのですが、そうした危険はどなたにでもあり得ると云うことを知っていただき、ご自身の靴選びなどにも普段から気をつけていただきたいと思うのです。

たかが、靴ずれと思っていても身体の状態によっては現実になってしまうことがあることだけでも、知っておいていただければ幸いです。

 

掲載せさせていただいた写真は、三語館出版の「糖尿病・透析の人の役に立つ『足病』の教科書 『重傷化予防』という希望の医療ネットワーク」:大浦武彦・秋野公造共著 のご本より。ご関心を持たれた方は、ぜひご一読ください。

 

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