眇(みょう)
昨日・一昨日と金沢へ行っていました。
当店でも人気のEjectやストレッチウォーカーの販売元でもあり、北陸でも有力なフットウェアカンパニーであるお取引先のミーティングでした。
全国よりはるばる来られる靴小売店は、とても濃い方ばかりです。
食べる暇、寝る間を惜しんで話し込んでいろんなものを吸収しようとしています。
横丁の靴やにとっては、なつかしいお顔に会えることと、若い方々から元気をいただけることがとてもうれしい!です。
そんな一泊二日のミーティングが終了。
その後は、いつも金沢市内でいろんなところを見て回ります。
昨日は、道中出会った「いしかわ観光特使」のMさんのお勧めで、「鈴木大拙館」へ行かせていただきました。
禅や茶道、そして日本文化を世界に伝えられた鈴木大拙氏の生涯に学び、その思想に出会うために建てられたものです。
昨年10月のオープンだそうです。
お名前だけは知っていたけれど、その内容までは詳しく知らなかった、鈴木大拙氏の世界。
とても素直に感動させてもらいました。
「無」と云うものの考え、概念にとても深い共感を得、それと同時に「幽玄微妙(みょうは、女偏に少ないではなく、眇)」を表現するために数年間考え続け、シェークスピの劇にとったという
「O wonderful,wonderful ・・・・・・」と ”wonderful”が五つも続く、この文章に、横丁の靴や、しびれてしまいました。
うーん、世界的な仏教哲学者の考える「眇」にノックアウトされてしまったようです。
これって、常々手前どもが申している「ワクワク」に通じるものですね。
また、写真ではとても表現できないような、池に生じるさざなみに反射した光がさび石の壁にゆらゆらと投影される様はなんとも言えない癒しの世界でした。
まさに、幽玄微妙なのかな、と。
たまたま街で出会ったツーリストである私とやまだに、すてきなところをご紹介いただいた「いしかわ観光特使」のMさんに改めて感謝!!です。
ありがとうございました。
また機会があれば、訪れたいところが増えました。
とてもうれしい!ことです。