諏訪貴子さん
東京都大田区に西の東大阪市と並ぶ、日本のもの作りを支える職人の街、町工場の集積があります。痛くない注射針を開発し、ダントツの技術力を誇る岡野工業さんなどをはじめ、独自の技術集団がいます。
そんな大田区にある「ダイヤ精機」の二代目社長さんが、諏訪貴子さんです。
初代社長のお父上が急逝され、32才の若さで主婦から社長になられた方なのですが、その諏訪さんが書かれた、本に「町工場の娘」があります。
日経BP社発行 「町工場の娘」
日経新聞か何かの書評で気になっていて、先日購入して一気に読んだものです。
いやぁ、とにかくすごいです。
参考になる、と云うよりも深い気付きがいっぱいで、とっても勉強になりました。
覚悟の持ち方、それでいてネガティブに物事を考えない大らかさ、思いやり、考え方の原則など、いやぁ読んでいて、唸ってしまいました。
考え方がまず違っているところに、大いに興味を持ちました。
総勢40人ほどの町工場なのですが、超精密加工で他を圧倒する技術力をもっています。
そして、その技術を次の世代に上手く渡していく、そんな継承・伝承へのこだわりなどもすごいものです。
横丁の靴やなど足元にも及ばない(当たり前ですが(^_^;))能力の高さや頭のよさがあると思うのですが、とても素直に物事を考え、いいと思ったらすぐ行動に移すところなどはとても共感できました。
(横丁の靴やもそこのところは自慢できるかも。。。。。)
ご自分でも「変わり者」と言ってのけられています(*^_^*)
40代前半の諏訪さんに比べ、60を過ぎたおっさんの横丁の靴やですが、まだまだやることがいっぱいあるなぁと、たくさんの元気とやる気をいただいたのです。
ちょっとしょんぼりしている人や元気のない人には超おすすめの一冊かと思います。
横丁の靴やも何度も読み返して、顔晴っていきたいと思います。
※諏訪さんは「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」大賞を受賞しておられます。