TV「軍師官兵衛」
2014.10.13
普段はあまりテレビジョンを見ない横丁の靴やの靴やですが、昨夜は久しぶりに「軍師官兵衛」を観ました。
この頃、あまりにもどろどろした権力者秀吉の愚かで悲惨な行動を見せつけられていたので、嫌気がさしていたんですね。(まあ、歴史って側面から見ればこんなものばかりでしょうか)
それが、たまたま台風情報を見ようかとテレビを付けたら、偶然やっていたもので観てしまいました。
利休の切腹のところだったのですが、最後の方で「茶のこころ」を官兵衛に説いているのを聴いたときは、素直に観てよかった!と思いました。
有斐斎 弘道館
ご縁をいただいて、3~4度ほど、京都御所近くにある「弘道館」で、お茶事を体験させていただいたことがあります。
全くお茶の心得のない横丁の靴やの靴やにも、わかりやすく愉しく、お茶のこころを教えていただいたことに感服したものです。
日本人が古くからこころ惹かれる「お茶」。
岡倉天心の『THE BOOK OF TEA』(茶の本)にも顕されている、その世界は世界中の人々をも魅了したものですね。
文庫版はどこかへ行ってしまい、今はkindleです(^_^;)
秀吉もその「茶のこころ」に浸っていたと思われるのに、、、、、、あのような愚行。
権力に登り詰めることの「怖さ」をああまでも具体的に表現した、「軍師官兵衛」は、改めてすごい番組なのかも知れないって思った次第です。