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どうして変われないんだろうか?

2016.08.23

一昨日、この先30年ほどの近未来に「大変革」の時代が来そうと書きました。

時代が、社会全体が大きく変化するなか、対応出来ないとどうなってしまうんだろうって危機感もあります。正直。

 

話は変わって、先日お越しになったお客さま。

入ってくるなり、店内を見渡して「靴がないんですね」と。

店頭に靴が置いていない理由(いくら並べてあっても、その人に合わなければ絵に描いた餅。それなら、お客さまのご要望をお訊きして計測などの後に、「これぞ!」って靴をお持ちした方がいいのでは)をお話し、どのようなことでお越しになったのかをお聴きしました。

そうしたところ

「何を履いても合わない。内反小趾やアーチの低下が進んで、つらくて歩けない」

と云うことでした。

お気の毒ですよね。

で、しっかり計測して、いろいろお聴きしてから数足の靴をお持ちしました。

計測した結果、当店でおすすめは24.5センチの足囲Bです。

なかなか置いている靴やさんは少ない(まあ、ないと言っても過言ではないかな)サイズです。

ちなみに履いてこられた靴は、23.5センチの3Eでした。

合うわけ、ないよねぇ~(T_T)

 

しっかりご説明してお履きいただくと、顔がバラ色に。

でも、「つま先が少し空いているんです!」とのご返事。

そりゃ、つま先に余裕寸がなかったら「キュウ靴(窮屈)」ですよと申し上げても、盛んに首をかしげている。

履いていて、余裕寸はあるけれどピッタリホールドされていることに気付き、「こういうものなんですね」と多少は納得された様子。

 

履き心地をお聴きしてみると、「とてもいいです」とのこと。

ご自宅にある靴は全滅でしょうから、もう少し他のものもお勧めしてみる。

どれも、履くと「あっ」とか「ええっ」と感嘆符の言葉が漏れてきます。

そして、どうされる(どれにされるのかな?)と思っていたら、「他のものはないんですか」と言われた。

先ほどの「この長さでこの細さの靴自体が市場にはほとんどない」こと、「数足あるだけでも幸いではないでしょうか」とお伝えしたのですが、「この色は好きではない」「もっとエレガントなものがいい」など。

そこで、やまだがこの頃のファッションの流れから、また「組み合わせを変えてみると新しい自分に出会えますよ」とお話ししたのですが、結局一足もお求めにならず、それらを履いたあとではおそらくメッチャ気持ちのよくないであろう23.5の3Eの靴で帰って行かれました。

 

ウチにとっては全く何の問題もないのですが、ホント可哀想だなって思いました。

変えられない。

時代の変化で云えば、何もしなくてゆでがエルになってしまう企業のようです。

常に変化進展していかなければ難しい時代になってきたと痛感している橫丁の靴やからすると、ホントお気の毒な方だって思いました。

せめて一足でもお持ちになって履いてみれば、すぐに身体で分かると思うのですが。

どうしてもこれまでのご自分のスタイルから抜け出せないのでしょうね。

まあ、言い方キツイですが、「ウチには縁のないひと」なんです。

 

ご縁

おさだウイズ店では、お客さまとの「出愛」を大切にしています

 

その場にいた古くからのお客さまが「可哀想な人だねぇ。試してみればいいのにねぇ」って、ため息をついていました。

 

お勧めすするときに、少しきついことを云いますが、おさだウイズ店では決して無理に押し売りすることはありません。

ただ、これは履いてみた方があなたのためになるよ!と云うものには、熱を込めるときがあります。

あとは、その方の感性の問題かな???

 

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