我々靴やの日々の行い
ちょっと長文です。お急ぎの方は下記のリンクをのぞいてみてください。お伝えしたいことが書かれています。
さて、今日のブログ本文です。
先日関西へ出かけた際、ある場面に遭遇しました。
電車の車内で、スマホで靴探しをされていた方がいたのです。
実際に靴のようなウェアでもネットでの注文も多いと云うことは聴いてはいたのですが、それでも「え~、どうやって購入するうだろうか??」って、とても興味を持っていました。
普通の雑貨や食品などのように規格や機能が定まっていて、ご自分で解っているものならそれもありと思うのですが、靴や入れ歯や眼鏡などの直接身体に装用して快適に使おうと思ったら、計測やフィッティングなどが不可欠です。
靴選びは、お客さまの足を実際に測ることから始まります
その辺りをどうクリアするのかなって思っていたのです。
でも見ていたら、単にデザインと色と価格だけで探していたようです。
それも、これまでにご自分が履かれて多少なりとも足入れ感や履き心地がわかるものならいざ知らず、まったく別のアイテムをお探しのようでした。
すごい冒険だなぁって思っちゃいました。
履き心地の基になるのは、このような靴のラストなんです
そのようなことも知らないで「ボーッと生きている」方のなんと多いこと
かって、チコちゃんに叱られてしまいそうです。
合わなかったらどうするのでしょうかね????
今なら返品して交換して、「これなら、まっいいか!」って云うものに出会うまで注文をくり返すのでしょうか。
時間や手間もかかるし、その間のコストはどうなっているのでしょうかね。
業者さん負担とか言われているようですが、それできちんとした適正な商いが出来るのか甚だ疑問ですね。そうでなければ、そのビジネスは長く続かないでしょうし、それは靴をつくる側、履く側にとっても続かなくなる、悲しいものだなって思います。
まあ、そもそも本当の「履き心地」をご存じないのかも知れませんね。
だから、計測やフィッティングがキモになる「フットウェア」という商品をポチッと出来るのかも知れませんね。
このように実際に入荷した靴のインソールの長さを知っておく
ことも接客前の靴やの大事なお仕事の一つなんです
そんなことを思っていたら、実際に靴を選ぶにはどうしたらよいのかをお伝えしていくことも大事だなぁって思い至ったのです。
かなり以前(201年4月に書いた)ものですが、自分で言うのはおこがましいですが、分かり易く靴選びのことを説明しているブログがあったので、再掲(リンク)してみます。
「オーダー靴ってなに???」というタイトルのものです。
一度じっくりお読みいただけると、靴やとしてはとてもうれしいです。