コロナ禍での国や役所の対応に学ぶ
これまで、このサイトでは、ネガティブなことは書いてきませんでしたが、どうにも不可解で理不尽って感じたことがあったのでアップしてみます。
なにがって???
それは今般の「コロナ禍」における対策と称するものへの国(政府・役所)のお粗末さです。
先ずは、いわゆる10万円。これは特定給付金と呼ばれるもので総務省の管轄です。
いわゆる、国民一人に10万円って云う給付金です
この給付金、ウチはいただきます。カミさんは食費の足しと前から欲しかった寝具、おさぴーは今後必要になってくるものの購入の足しにしようと思っています。
おさぴーはマイナンバーカードを持っているので、オンラインで申請しようとしました。
持ってますか? マイナンバーカード
ですが、挑戦しようとして諦めました。
スマホかPCで申し込むところからわかりにくいです。
PCのほうが速いからこちらで、と思ったら最後のところでマイナンバーカードの電子署名をするための「カードリーダー」が必須となっているのです。
持ってます??? カードリーダー。。。。
あかん、それならスマホじゃと思ってトライしようとすると、最初の段階で「QRコード」を読み込むスマホが指定されていて、おさぴーの格安SIMを使ったものは対応外って出てきます。
そこでアウト!
よしんば、対応スマホを持っていたとしても、最後のところでマイナンバーカードを作ったときの数桁の「暗証番号」を記入となっています。
へっ???
暗証番号、そんなものあったけ???
かなり前のことだし、暗証番号探してもわっかりませ~~ん。
これで、終了。
ちなみに討ち死に覚悟で何度か暗証番号にトライしようとすると、数回のエラーでロックされてしまい、それこそ、もっと面倒になるようです。
そして、雇用調整助成金。こちらは厚生労働省です。
これは最初から自分ですることは諦めました。
概要を読んだとき、あまりに複雑で面倒。
手数料はかかりますが、社労士の先生にお頼み申しました。
その時に署名押印した書類が10枚以上。やっぱり、個人では歯が立ちそうにありません。
それから、持続化給付金。これは経済産業省の管轄ですね。
これは前年対比で売上が50%以下に落ち込んだところへ救済金として出されます。
当店も4月から自粛休業していますので、おかげさまでってまったく変な言い方ですが、申請できる立場になってしまいました(良いのか悪いのか)。
持続化給付金、これが出れば家賃などで助かります
これは今にも死にそうな小規模事業者やフリーランスの個人の方への「なんとか持ちこたえろよ」的な資金で、すぐに出すって国も言ってました。
前述の二つよりはるかにハードルは低かったのですが、でも不可解なルールがいっぱい。
昨年より売上が落ちたことを証明する数字を出せと言うことなのでエクセルのファイルで添付しようとしたら、jpegと云う画像ファイルで出せとのことなんです。
と云うことは申請中にエクセルで出力したファイルを印刷して、それを写真に撮って画像ファイルに変換して出せとのことなんです。
まあ、これはすぐに出来ましたからいいですが、その他にも「えっ」と云う地雷がいくつかありました。
前もってお役所の文章を精読しておけばよいのですが、大いに宣伝している割には不親切です。
欧米、特にアメリカやドイツなどではもっと簡便に、しかも迅速に対応していて多くの人が助かっていることが伝わってきています。
一体、この「差」は何なのでしょうか????
たまたま勉強会のお仲間でそう云うことに詳しい方とお話しする機会があったのでお訊きしてみたら、簡単に言われました。
「それはね、お役所(国)って元々補助金や助成金はハードルを高くして「いやぁ、、これは面倒だなぁ」と思わせて最初の段階で尻込みさせるようにしている習慣からそうなるんですよ」って。
おさぴーも普通の時には、あまり補助金などは申し込んだことはありません。
面倒なことで遅くなってしまうより、先ずはすぐにやってみる。そう、スピードが大事だと思っているから。
それと、そういう補助金などに頼ってしまうと自主自立の気持ちが低下してしまいますので、使わないのですが。
ですが、今回は緊急事態です。
ある程度の蓄えはありますが、いかんせん長期戦になりそうです。
少しでも国から公的に給付されるものなら、もらっておきたいじゃないですか!!
それなのに、この有様です。
おさぴーだけではなく、多くの人たちがこの状況を見ています。
コロナが収束、いわゆる「with コロナ」「ポスト コロナ」の頃には、社会が激変してくるって思っています。
そんな時、国や役所、政治家や官僚のやり方をじっと見ていた人たちに、どのような対応が出てくるのか???
笑っちゃうようなことですが、変な妄想してしまいます。
人の振り見て我が振り直せではありませんが、自分たちはどのようにしたらこれからもお客さま方とより良くつながっていただけるか。
それの大きな教材をいただいた気がします。