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知覧の太陽

2009.08.23

旅って、日常から抜け出し、いつもと違う「場」でいろんなものを感じさせてくれます。九州の旅の感想、その2です。

鹿児島、その中でも知覧の暑さは別格ものでした。

じりじりと照りつける太陽の下、はじめて「知覧 特攻平和会館」を訪れました。

 

知覧平和会館

 

広島の「原爆資料館」とも違う、衝撃。
広島が写真、保存物、展示などで、ダイレクトにその悲惨さを伝えていますが、知覧の資料のメインは手紙、つまり文字です。

遺書、絶筆といった、身内に宛てた手紙などの文章で、我々にその「重い思い」を伝えています。

みんな死にたくて特攻を志願をしたわけではないですよね。
当たり前のことですが、人間、死にたいなんて望んでいるわけ無いです。

それでも、敢えて、爆弾を抱え片道分しか燃料の入っていない、しかも整備不十分の戦闘機に乗って大空へ舞い上がっていく。
「狂気」です。
しかし、それらを実行させたものは何だったろうかと考えるには、表現は悪いですが最適の場所です。

守るため?
誰を、何を、何から?

 

いろんな思い、考えが頭の中を飛び回ります。
戦後60有余年たった今、平和ボケの日本の中で、こうしたことをじっくり考える時間はとても大事なことと思います。

時あたかも、今後の日本をどうするかの分岐点になるやも知れない、総選挙の直前、知覧に行けたのは何かの偶然、いや必然なのかもと思っている、横丁の靴やです。

 

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