久しぶりに連チャンで映画
2014.03.27
昨日は連チャンで映画を観てきました。
二週間ぶりに観た映画。
今年9本目の「マイ チャンス」は、実話を基にした、オペラ歌手の話。
あきらめなければ「夢」は叶う、と云うことを実際に見させてくれた素晴らしい作品でした。
映画の中で、あの歌声を聴いただけでうれしかったですね。
それと、日本で云う「奥さまの内助の功と愛」を感じました。
そして、もう一本(10本目)は、ちょっと重い気がしていて、ぎりぎりまで迷っていた映画、「それでも夜は明ける」です。
アメリカ南部での黒人差別と、12年もの間、家族へのそして人間としての尊厳への生還と希望をあきらめなかった主人公の物語。
これも実話に基づいたものですね。
原作は1853年発表のソロモン・ノーサップによるもの。
1841年にワシントンD.C.で拉致され、奴隷として売られた自由黒人である彼の書いた『Twelve Years a Slave』であり、そのリアリティさは胸をえぐる ものがありました。
人間が同じ人間を差別して、商品として売買して「所有物」として扱う。
中国の人権問題を非難しているアメリカでさえ、ほんの200年ほど前はこうしたひどい状態であったことを思い出させてくれた映画ですね。
よくこのような映画が撮れたものと感嘆してます。
そして、このような映画をアカデミー賞の作品賞に選ぶあたりは、アメリカという国の懐の深さ、と云うかすごさを感じます。
自分的には、2週間前に観た「大統領の執事の涙」の前にこれを観てから本作を観れば、アメリカ近代史の中での流れがもっと分かった、のではないかと思いました。
いろいろ考えることはありますが、自分の中で感じたものを大事にしまっておきたいと思います。
重い映画ではありますが、とても深い感銘を受けました。