ものさし
2014.06.12
雨の休日も、またいいものですね~。
実は、昨日はお天気も梅雨どきの様相でして、あまり出かける気にもなれませんでした。
そんな時は読書に限ります。
先月末、沖縄(竹富島)に行ったとき、そこで読んだ本(ゆんたくラウンジというところで貸してもらったのですが)が、妙に気に入りました。
で、そこでアマゾンにすぐに発注して入手した、「ひとりよがりのものさし」という坂田和實さんの本を、ず~っと眺めていました。(読むと云うより眺めていたのです)
すてきな2冊の本にゆったり癒やされました
東京 目白で古道具屋を営んでおられる坂田さん。
横丁の靴や、それまでまったく知らなかったのですが、島で読んだときに
なぜかず~っと手元に置いておきたい本って思ったのです。
後で知ったのですが、坂田さんすごい方なんですね。
出版社からのコメントによれば、
東京・目白の裏通りで30年間ひっそりと営んでおられる
「古道具坂田」には、そのモノサシに惹かれ、染色家の芹沢介氏
随筆家の白洲正子さん、花人の川瀬敏郎氏ら、
当代の眼利きたちがやってきていた
そうなんです。
そう、「ものさし」っていうのは、”卓越した選択眼”のことで、坂田さんはそのすごい物差しの持ち主なんですね。
読んでいて(眺めていて)、何とも言えぬ世界(坂田ワールド)に引き込まれていくような、そんな感じなんです。
文章、写真どちらも秀逸で、梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてくれました。
気分が少しブルーになりそうなときには、いや忙中閑ありのときにも、眺めかえしたい、そんな本ですね。
手に入って、ホントよかったって思っています。
自宅に引きこもりの、こうした時間も悪くないものですね(^_^)v