”ウェア”って
今日の新聞記事の中で、ちょっと目を引くものがありました。引用します。
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楽天(4755)の三木谷浩史社長は14日、都内で開催した講演会で、自社の電子商取引(EC)の取扱高について、「10年後は現在の3~5倍になっている」との見通しを示した。
スマートフォン(高機能携帯電話)や電子書籍の普及で「モノの売買が(店舗から)インターネットにシフトしていく。
(日経電子版より)
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最後の「モノの売買が(店舗から)インターネットにシフトしていく」の部分、私もそう思います。
実際、自分でもホテルの予約や航空券、新幹線のチケット、それから、PCやルータなどの商品はもっぱらネットで購入しています。
それらは、メーカーのしっかりしたもので、商品知識を持っていれば、どこで買っても同じという品です。
出かける必要もないし、価格も多分家電量販店よりは、”安い!”はずです。
自分のところが商売屋ですから、基本的に何か購入するのなら、よしみを通じたお店で買いたいというのが本音です。
しかし、先ほどの商品群などは、どんどん新商品が出ることと、いろんな業務に忙殺されているせいか、家電店などの売り場の方の「商品知識」などは??が多いようです。
そりゃそうでしょう。
こちらは、それが必要に迫られて買う場合が多いので、そして、そんなにお金が潤沢にあるわけではないので、必然的にいろいろ調べて合理的選択をします。
そして、先に書きましたように
どこで買っても同じ、大きなメーカーの作る商品、日常的に使うものなら、ネットは非常に魅力的です。
しかし、翻って アイウェア(メガネ・コンタクトレンズ)やフットウェア(靴などですね)、マウスウエア(入れ歯やマウスピースなど)の、”ウェア”
身に着けて、しかもしっかりフィットしていることが 要求される「商品」の場合は、そうはいかないと思います。
ほんの少しのずれや誤差が、その後の、その方の「生活」の中でとても大きな差(快適さ)を与えます。
それだけに、それらを扱う我々は、止まることのない勉強と精進が必須となってはくるのですが、そういう性格の商品もある、ということです。
ですから、これからどんどん便利になってくる世の中ですが、便利になればなるほど
そういった大事なことに気が付いていただきたいし、そのような商品こそは
信頼のできる、しっかり責任を持ってご商売されているお店に足を運んでご相談されるといいと思います。
そんなことを、新聞記事を読んで感じました。